すっかり涼しくなり秋を感じる季節となりました。
秋といえば「食欲の秋」「スポーツの秋」「行楽の秋」「芸術の秋」「読書の秋」など様々ですが、皆様は秋といえば何をイメージされるでしょうか?
秋を満喫し楽しい毎日を過ごすためには「秋の食材」も楽しみたいですね。
今月のテーマは、「秋の食材」について通信いたします。
「新米」はいつまでのお米なの?
「新米」とは、収穫した年の12月31日までに精米され、包装されたもに限ります。
秋に収穫された「新米」は、通常の米と比較すると水分が多く含まれ、「艶」「風味」「粘り」「香り」が最高の状態です。もっちりとした触感で炊き上がり艶やかな見た目とお米本来の旨みが堪能することができます。
米にも鮮度が大切!精米してから日数が経過してしまうと、お米が酸化してしまいます。2週間程度で食べきるよう量がベストです。
秋の食材「きのこ」の栄養と薬効はすごい!
「きのこ」は日本列島が大好きです。気候が温暖で湿度も安定しているからです。
栄養の特徴は、カルシウムの吸収を助けるビタミンD効果をもつエルゴステリン、美容に必要なビタミンB2を含んでいます。B2は脂質や糖質の代謝をよくするビタミンとして働くほかに、血中コレステロール値を下げる作用があるといわれます。
まだまだあります、もう一つの特徴は食物繊維が豊富なのです。
ガンをはじめ、生活習慣病の予防や便秘解消にも有効で、カロリーオフ!
ダイエットなど大変魅力的な食材ですよね。
特に注目されている「まいたけ」について紹介します。
まいたけ
まいたけに含まれるグルカン (glucan) は、D-グルコースがグリコシド結合
で繋がったポリマーで天然に最も多く存在する多糖です。
まいたけは、免疫機能を調整・強化したり、腫瘍の増殖を防止する働きに
優れています。また、抗がん剤の治療の際に、まいたけを併用すると、
抑制がん効果が高まるばかりだけでなく、その副作用を抑制してくれることが
明らかになっています。糖尿病や高コレステロール、高脂血症などの生活習慣病やダイエットにも効果を発揮します。
免疫力を高めることによって、風邪をひきにくくしたり、治りを早めます。
まいたけは、加熱してもその効能効果に変わりはありません。
水溶性のため、薬効を残さず摂るには、汁ごと取れる鍋物、みそ汁、
炊き込みご飯などにして食べるのが一番効果的です。
しいたけ
しいたけはコレステロールを抑制し、動脈硬化や高血症の予防と改善に効果があります。
干しいたけにはビタミンDが豊富に含まれております。
えのきたけ
えのきたけには、ビタミンB1がとくに多く含まれ、エネルギー代謝を促進してくれます。ストレスとやわらげ、神経系の機能を正常に保つ働きがあります。
しめじ
「においまつたけ、味しめじ」といわれグルタミン酸などのアミノ酸をバランスよく含んでいます。ぶなしめじは免疫力を高めがんの進行を抑制するといわれています。
選び方と保存方法
しいたけの旬は、春から夏と秋・初冬が大変おいしいですよ。
えのきだけは、人工栽培(長野県産が有名)のみで年間通じておいしくいただけます。
しいたけは肉厚で、かさの裏が白ければ新鮮なのだと判断してください。
かさの裏が赤茶になっているものは、味と香りが落ちています。
うれしい組み合わせ
腸内のコレステロール・有害物質や老廃物を排泄するための食物繊維が多いのがきのこ類です。
コレステロールが多い動物性食材と合わせると効果的です。
また、きのこはカルシウムの吸収力を高めるビタミンDを含むので、いわし・小魚・小松菜など組み合わせると気力増進・はりのある肌作り・動脈硬化など予防に期待できます。
いかがでしたか?
これから寒い時期に向けて、風邪やインフルエンザに負けない体力を確保しましょう。
しっかり習慣として「手洗い」「うがい」「運動」「快眠」「水分の補給」「栄養の補給」など忘れずに!
株式会社 まいこっく
代表取締役 鈴木正一